B級コラム編集部

身近な関心ごとから社会問題まで。興味のあることにツラツラとひねくれた意見を書いています。

年賀ハガキイノベーション

人の心が、年の始めに届く国。

去年の郵便局のキャッチコピーです。
いいなぁって思って広告スナップにしていた物をふと見つけたので紹介します。

凄くほっこりした一方で、頭に浮かんだのは「年賀状、要るか?」ってこと。

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今の時代年賀状ってどー考えても競合財が増えすぎていて、抜本的に変えない限り生き残れないと思うんです。
昔は確かに疎遠になった旧友や同僚に対する年に一度の近況報告みたいな形で結構役にたっていたと思うんです。
「あっ、娘さん結婚したんだ」とか「赤ちゃん産まれたんだ」とか、、、

でも今って、僕らそういうのその瞬間にSNSとかにアップしちゃうじゃないですか?
だから、年賀状で近況報告する必然性って全くなくなっちゃったんですよね。

コスト面から見ても手間の面からみても、やっぱりネットサービスに劣ってしまいます。
ネットなら大晦日に作って、午前零時にアップするだけでオッケー。
もちろん送る費用なんてかかりません。
そんな状態のネットに、一枚50円出してハガキを買って何週間も前にポストに投函して、それでようやっと届く年賀状宅配サービスなんて勝てます?

やっぱり実物の手触りがいいという言葉も聞きますが、今ってパソコンプリントのやつがほとんどじゃないですか?
両面プリント印刷なのに紙の方が暖かさが伝わるとか言ったら、そんなん喜劇ですよ(笑)

そう言うわけで、今まで通りの年賀状サービスではどうやったって勝ち目がない時代にきているように思います。
客観的にみたらどうしたって今のままの年賀状のサービスなんていらなくなるに決まってます。

なんかリアルな物でしか出来ない付加価値を付ける必要がある気がします。

ハガキに故郷の香りやいつも付けてる香水の香りが付いて贈れるとか
届いた年賀状の送り手の郵便番号を認証すると、その地域によって違うアニメーションが流れるみたいなアプリ作ってみたり
指定した言葉を手書きで代行するサービス作ったり
指定した何年後かの元日に自分に届く年賀はがきのサービスつくったり。


パッとうかんだのはこんなんばかりですけど、やっぱり何かしらサービスつくんないと年賀状なんて消えてまうと思います。