B級コラム編集部

身近な関心ごとから社会問題まで。興味のあることにツラツラとひねくれた意見を書いています。

センター一週間前にできること

<編集手記>
趣味で集めた綺麗な言葉をただ紹介しています(笑)

山のあなたの空遠く
幸(さいわい)住むと人のいう
ああ我人ととめゆきて
涙さしゆき帰りきぬ
山のあなたになお遠く
幸住むと人のいう
ーカールブッセー
幸せとは何か?
探して見つけるものではなく、振り返って分かるものなんだ。
そんな意味があるのだと勝手に解釈している、個人的に大好きな詩です。

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<時事ネタまくら>
談志さんの落語のまくらに倣って、話の初めに時事ネタはさんで見る事にしました。
気になったニュース記事と簡単な考察を載せて行きたいと思います。

1.新成人にmixi不人気?利用率は昨年の約半分に
mixiの利用率が18%、Google+の利用率が11%だそうです。
個人的にはmixiGoogle+SNSとしてはかなり使いやすいUIだと思うんですけどね(まあ使ってないですけど、、、)
やっぱりそこに知り合いがいないと使わなくなってしまうんですよね。
興味を持たせるインフルエンサー的な有名人と、一定の友人が利用している事がSNSの必須条件であるような気がしました。
SNSって友達の行動追ったり自分でコメント書いたり結構疲れるから、やっぱ一二個が限界なんだと思います。

2.頭からつま先までー最新ウェアラブル機器
去年は電子書籍の市場が大幅に上がったり、3Dプリンタの技術が大きく進歩していたように思いますが、今年はウェアラブルデバイスが熱くなりそうな気がします。
Appleの腕時計型か、Googleのメガネ型か、両者で戦略が全く違うので、ここ数年でどちらに軍配が上がるのか、気になるところです。
まあ個人的には結局スマホが1番適当ってことで落ち着きそうな気がするのですが(笑)

3.親日派の財産は没収すべき 
ここ数年で結構増えてきた中国、韓国の反日系記事。
でも出典を見るとニコニコニュースだったり、ZAKZAKだったりがほとんどです。
もちろん事実ではあるんだろうけれど、それがどの程度海外でマジョリティなのかっていうのんは、しっかり考えて読まないといけないなって思います。


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<薄口コラム>
いよいよセンター試験まで一週間となりました。
最後の追い込みに入る学生さんが増えています。
と、同時に最後の一週間に何をやったらいいのか分からず、不安にかられている人も多いように感じました。
やれどもやれども思うように成績が伸びず、焦りばかり募っているという様子の人も少なくありません。

もちろん、この時期に個人が抱える課題はそれぞれで、全員に共通する解決策なんてものは存在しないのが現実ですが、それでも気休め程度にアドバイスできることもあります。
今日は、僕ならこうするっていう、僕流のセンター直前の勉強方法をまとめてみたいと思います。


まず、センター試験の点数が伸びない原因を要素分解すると、単純に時間が足りないから解けないという場合と、知識が足りないから解けない場合の二つに分けられます。
上の二つの問題に対する処方箋の組み方はそれぞれ違うのに、どちらに原因があるかわからないからごっちゃになって点数が上がらない。
焦っている人のほとんどがこのパターンなような気がします。

こうした状況を打開するにはどうすればよいか。
まずは、自分がどちらで躓いているのか、はっきりと把握することが不可欠です。

試しに、時間を計らずに全科目を解いてみてください。
その際に解くのにかかった時間を大問毎に記録しておく。
何分かかっても構いません。
多分そうやって解いて取れた点数が、自分自身が持っている、現在の本来の実力です。

そうして解き終わったら、今度は以前時間を計って解いた時の点数(できるだけ直近でといたやつ)と比較して下さい。
もし今回の点数と以前の点数の間に大きな差があった場合は、恐らく単純にスピードが足りていないことが、点数が伸びない1番の原因です。
その場合は、大問毎に自分が設定していた所要時間と、実際にかかった時間を比較して、差が大きな大問を中心に、少しでも理想の時間配分に近づける練習を残り一週間で続けてみて下さい。
漠然と時間を縮めなきゃいけないって思うと余計焦ってしまいますが、実際に縮めるべき目標時間がわかれば、それほど大変な事ではありません。
大切なのは雑に解こうとしないこと。
本来はセンターの問題を解ける力を持っているんです。
大問ひとつ当たり一日20秒縮めるだけでも、国語で約6分、英語なら13分も縮められます。
ゆっくりと、少しずつ早く解けるように頭を慣らしていって下さい。


次に時間をかけてもいつもと点数が上がらなかった場合。
残念ながらそれは純粋な知識不足です。
過去問を演習したとしても、残り一週間で劇的な変化は望めないと思います。

知識が足りていないなら、一から頭に整理して入れるしかありません。
とはいえ、残り一週間でできることは限られてくる。

まずは、伸ばせる分野とそうでない分野を思い切って取捨選択してしまいましょう。
伸びやすいのは「単元完結型」の科目(分野)です。
たとえば英語や国語、日本史・世界史はこれさえやればっていうのがありません。
深く掘り下げればそれだけ違う世界が見えてきてしまう。
普段勉強するのであればこんな楽しい科目はありませんが、リミットが迫っているのならばそこにリソースを割くのは得策じゃない。
思い切って不確定性が高かったり、不安定な科目は諦めて下さい。
入試は総合力勝負なので、他でカバーすればいいんです。

狙い所は数学、物理、地理。
数学と物理は毎回でる単元が決まってる。
自分が特にどの分野が苦手か上の単元別の結果をみればわかるはずです。
残り一週間の時間配分の多くをその単元に費やして、一通りチャートやら物理のエッセンスやらの該当箇所を徹底的に復習してください。
たぶん1・2単元くらいなら、本気でやれば一週間で十分まにあいます!

同じ理由で地理も狙い所です。
地理は科目の性質上、地誌と系統地理の二つしかありません。
だったら自分の苦手な方はどちらかを見定めて、できる限りの時間を注げばいいんです。
そうすれば、知識そのものが増えるから、今までよりは点が取れるようになるはずです。

もちろん、そうは言ったって恐くていまさらそんなことできないって思うのが心情だと思います。
でも、みんなそう思ってるんですよね。
だからみんな同じ結果になる。。。

そもそも過去問を解いて点数が上がるのは、「傾向に慣れる」からであって、知識や学力がついたからではないんです。
三年分やって点数が伸びないのなら、おそらくそれが今の実力の限界です。
どうせ時間がなく、伸び悩んで焦ってるのは同じです。
それなら少しでもはやく知識を入れ直した方がいい!
多分特定の単元なら一日で整理できますよ(笑)

もちろん、小手先のテクニックがないかと言われれば100%ないわけではありませんが、それはあくまで「知識のある人」が「保険で使う」程度のもの。
せいぜい全科目合わせて5点くらいしか変わらないです。
それよりも、現状を分析してできる対策をした方がいい。

少なくとも、時間配分に問題があるのか、知識量が足りないのか。
自分がどちらなのか分かるだけでも、残りの時間の使い方は大きく変わるはずです。

センター試験において「これだけは!」なんてものはありません。
「できることをやる」
それしかないんですよね。

抜け道もワープも存在しませんが、少なくとも回り道を避けること位はできる。
そのひとつの方法が、今日のエントリです。
参考にしていただけたら幸いです。


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<オススメ本>
最近読んだ本の中で、オススメのものを紹介していきたいと思います。
第4回広瀬和生「談志の十八番」
2011年に亡くなった立川談志さんは、他の落語家にはない、自身で自分の落語論を語る人でした。
世の中に対する論理的なアプローチに僕は魅了されていました。
自分であまりにも明快に自身の事を語るため、彼の事を語る評論を読んで、なるほどと納得できるものに今まで出会った事がない位です(笑)
せいぜい立川流で一二を争う名人、立川志らく師匠の「雨ん中のらくだ」くらい。
そんな立川談志さんの評論の中で、これは面白いと思った一冊です。
談志さんの死後だからこそ、ひとつの生き様を、彼の落語にトレースして語れたのかと思います。
立川談志さんのディープなファン(笑)でなくとも十分、いやっ結構、そこそこ、まぁ、、、少しは楽しめる一冊ではないかと思います。
Amazonのブックレビューは星五つですが、多分談志信者しか書いてないので参考にならないと思います(笑)
因みにこれも、談志オタクの僕の評価なので、あんまり参考にならないかもです、、、

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<駅前スナップ>


昨日偶然金沢に住む知り合いが来ていて会ってきました。
青春18きっぷが残ってたから弾丸で京都に来たとのこと。
本格的に話したのは5年ぶりだったのですが、あまりに楽しかったので、その影響で今日は金沢駅(笑)
確か駅の作りは安藤忠雄さんの設計。
駅を出て正面にある、馬鹿でかい鳥居は圧巻です。
そして意外と栄えている金沢市
しばらく行ってないのですが、久しぶりにふらっとしてみたい土地だったりします。


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<あとがき日記>
以前ブロガーのちきりんさんが、「言葉に出すと、情報が向こうからやってくる」と言っていました。
少し場合は違うのですが、僕もそれを最近実感しました。
ここ最近、僕は会う人会う人にまどかマギカに関する考察を言ってたんです(笑)
そうしたら自然と「こんな考察もある」と言われていろいろな雑誌やブログを紹介されるようになりました。
ユリイカっていう詩の雑誌に家族論から考察した記事があるとか。
岡田斗司夫さんがアフリカの部族の慣習とキリストの価値観からまどマギを語ってるとか。
ぐらっじぱんでみっくってブログでチャイコフスキーの音楽になぞらえた考察が載ってるとか。
どんどん情報が集まってきて、言葉にする事の威力を実感した瞬間でした。

そんな経験があったので、今度は記者になりたい、ライターになりたいって言ってみたり(笑)

メインのエントリがやたら長くなってしまったので、ここら辺で閉じておこうと思います。