B級コラム編集部

身近な関心ごとから社会問題まで。興味のあることにツラツラとひねくれた意見を書いています。

マレーシア航空370便は南シナ海に墜落した

マレーシア航空370便が8日に消息を絶って、5日目になりました。
いろんな憶測が流れています。
一部では神隠しなんていう意見も。。。


マレーシア航空370便の問題では、急に連絡が取れなくなったこと、未だに何処かに到着したという情報や墜落したという情報が出てこないため、大きな疑惑を呼んでいます。

幾つかのニュースを読んでいて、自分なりにこうじゃないかなっていう事がまとまったので、書いて見ます。



ー--飛行機はどうなったのか?
これは間違えない墜落してしまっていると思います。
どう考えても、5日間も飛行機が飛び続けるなんて無理だから。
あの地域は比較的土地面積の小さい国家が並んでいるため、知らぬ土地に不時着しているという可能性もありません。
そうすると、(非常に残念ではありますが)海の中に墜落したと考えるのが妥当だと思います。


---どこに墜落したのか?
たぶん飛行機は、南シナ海に墜落したのだと思います。
その根拠は、飛行機が飛び立ったクアラルンプールから消息を絶ったとされるベトナムのあたりの地形にあります。

地図を見てください。
[photo:01]
この辺の海域って、隣国に囲まれているので、領海の範囲がかなり多くなってきます。
当然領海を不審な飛行物が飛んでいたらレーダーに観測される。
それが今までなかったってことは、領海内に墜落したわけではないと思うんです。

そうするとどの変に墜落した可能性が高いのか。
僕は紫のピンを打ったあたりじゃないかと予想しています。

ベトナムの沿岸が一番、他国の領空を通らずに、かつ飛行機の航路に近いから。
むやみに他国の領空に入ってしまうことを防ぎながら引き返そうとして、海へ墜落したのではないかと思います。


---なぜ墜落したのか?
どうして墜落したのかなんて、根拠だてて説明する事はできるはずもないのですが、おそらく通信機器がつながらなくなってしまったんじゃないかと思います。

通信機器がつながらなくなって、本部と連絡が取れなくなった。
その状況で、何らかのマシントラブルが起こったんじゃないかと思います。
それで基調は何処かに不時着させようと考えたけれど、連絡が取れないため、着陸させる許可を得られない。
そのままいきなり近くの空港や土地に着陸なんてさせたら大問題です。
(乗客以上に被害者がでるかもしれない選択、機長が自分の責任でできるわけない。)

また、連絡が取れない状況でむやみに他国の領空にに入るのも危険性が高い。
連絡が取れず航路を変えた飛行機がいきなり自分の国に入ってきたら、それはテロと判断されてもおかしくないからです。
とくに9.11以降、テロへの警戒が高まっています。
そんな状況で他の国に入れば追撃されかねないと考えたのではないでしょうか。

そうなると残る選択肢は他の国の領空を避け、元の空港に戻るしかありません。
そのために一旦公海である南シナ海に出て、迂回路を見つけていたのではないでしょうか?

---なぜ破片や油の帯が見つからないか?
飛行機が迂回路を探している中、もうもとの空港に戻る事ができなくなったとします。
そうすると飛行機は着陸させる場もなく、海に着水するしかありません。
完全に僕の勘ですが、370便は選択肢がそれしかなく、止むを得ず海に着水させたのではないかと思っています。
着水だから大きく飛行機は破損せずに済んだし、燃料が大きく漏れる事もなかった。
ただ日数も絶ってしまい残念ながら海に沈んでしまった。
だから破損部分もなかなか見つからず、燃料の帯も観測されない状況になってしまっているのではないかと思っています。


ここに書いた全てが僕の予想でしかないので、真に受けないで下さい。
ただ、これが一番消息不明という状況に説明がつくのかなって思います。

もちろん一番いいのは、無事全員が救助されること。
一刻も早く行方不明の航空機が見つかって欲しいです。

2014/02/17壇蜜の耳蜜オープニング書き起こし

僕の大好きな壇蜜さんのラジオのオープニング書き起こしです。
毎週月曜日夜19時半から文化放送で放映中なので、興味をもって頂いたかたは、是非視聴してみて下さい。
あくまでラジオを紹介する目的の書き起こしなので、オープニングのみです。

(壇蜜)伊藤のジューサー、本社のオリジナルヒット商品です。
伊藤のジューサー。。。
なんだと思う?これ写真に撮ったの。

(太田:以下交互に)あ本当だ看板が出ている。
伊藤のジューサー。

本社のオリジナルヒット商品です。

正確に言うとジユウーサーになってますね。

そうなんです。ジユウーサー(笑)

これは二度聞き三度聞きですね。

うん気になって気になってしょうがない。
都内にあるんですよ。

ジユウーサーですね。

多分伊東さんですよね。
ジューサーはあるかもしれないけど、ジユウーサーって。
いやうちわジューサーは扱っていません、ジユウーサーなんでっていうかもしれないでしょ?

はいそうですよね。
問い合わせてもいやいやそれは違うんです。

ジユウーサー、ジューサーじゃだめなんですよね。
ジユウーサー。

ですね。

でキャッチが手で絞るから生きてます。

手で絞るから生きてます!?

こういう感じのやつちょっと拡大して持ってきたんだけどわかるかな。

あ本当だ。

ホチキスのお化けみたいなやつ。

ああこれ!
手で絞るから生きています!?

うん。

多分ひょっとするとこう果物などをジュース状にするその便利器具なんでしょうけどただ手で絞る、、、

手で絞ってないよね。

出てだって器具使ってますもんね。
矛盾が、、、

あっ、わかった。
ほら今エコ自転車っていう自転車流行ってるじゃないですかほぼ人力って書いてあるじゃないですかあれ。
だからほぼ手で絞るから生きてますよーってことですよ。

なるほど。
で当社の商品、オリジナルヒット商品ってことですよね?

当社のオリジナルヒット商品ですね。


うんうんうん。
だから自らの手で絞ったかのような充実感が味わえる便利器具ってことですかね?

うん。

ジユウーサー(笑)
今調査兵団動き始めましたよ。

調査兵団に少し休みを。。。

東京都内を縦横無尽に走り回っているイメージですかね。

どうなんでしょうジューサー。
あっ、ダメだ。ジユウーサー。

では今日も始めましょうか。

靖国で「祈る」という事

<編集手記>
趣味で集めた綺麗な言葉をただただ紹介します。

なんのために生まれて
なにをして生きるのか
こたえられないなんて
そんなのはいやだ!

なにが君のしあわせ
なにをしてよろこぶ
わからないままおわり
そんなのはいやだ!

実はとても深い歌詞のアンパンマンマーチ。
昨年やなせさんが亡くなったとき、こんなに深い歌詞だったということを知りました。
こういうメッセージを子供達に伝えたくてアンパンマンを描いていたやなせたかしさん。
改めて素晴らしい人だったんだという事を思い知らされます。


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<時事ネタまくら>
談志さんの落語のまくらに倣って、話の初めに時事ネタはさんで見る事にしました。
気になったニュース記事と簡単な考察を載せて行きたいと思います。

1.「秘密保護法」有識者会議 座長に渡辺恒雄
昨日ラーメン屋さんのテレビで知ったこのニュース。
ラーメン屋の大将さんと隣に座ってたおっちゃんはナベツネかぁって反応でした(関西って事もあるのかも)が、僕は個人的にこの人選に参戦だったりします。
ナベツネさんって、テレビでみると野球の事で好き放題騒いでるようなイメージですが、本なんかを読んでみると、非常に理路整然とした方だから。
多分短い言葉のみが広がるテレビ向けじゃないんですよね、あの人(笑)
ナベツネさんなら、いい意味で世論に流されないと思うので、個人的には座長渡辺恒雄の人選に賛成です。

2.浪人できない ゆとり世代学習過程最後のセンター試験
特に国立大とかで今年は安牌狙ってくる人が増えるんだろうなぁ。
それを考えると、少しだけ滑り止めを確実な学校にしておいた方がいいかもです。
ただ、浪人できないって考える人がたくさんいるのは、見方を変えたらチャンスですよね。
別に学習過程が変わるって言ったって、180°何かが変わるわけじゃないから。
どうせ現役生だって殆ど三年になって始めて勉強するのだから、相変わらず浪人生の方が優位にいるのは変わらないハズ。
だったら同じ浪人生のライバルが減る分、チャンスな様にも思えます。
もちろん現役で志望校合格が1番やけど(笑)


3.「世界の革新的企業トップ100」に日本企業11社
日本企業が11社も選ばれてるって言うのが凄いと思った一方、少し年上の世代の人たちが日本の強みと言っている車や電化製品の大手企業が一社もないのが印象的でした。
本当の意味で世界の企業と戦わないといけなくなったとき、革新的な製品を出し続けられない会社は、大企業とか関係なしに、マジでやばいんじゃないかって思います。
そういう点で、業界トップでかつ100位以内ランクインしている花王って凄いと思います。



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<薄口コラム>
靖国問題について。
僕は基本的にこの手の問題について、基本的に賛成も反対も無い人間です。
なんか意地になってお祈りしてるおっちゃん達がいて、それ見て外野がワーワーきってるなって位の印象です。
(・・・すんません)
賛成反対の立場を取る際に明確な数値や根拠がある物ならいくらでも自分の意見が言えるのですが、この手の問題って、結局最後は感情論じゃないですか。
もちろんそこに祀られている人たちの意味とか靖国神社の歴史とか客観的な事実があることは知ってます。
だけど、結論となるところって「だから日本人として~」とか感情なんですよね。
だからあんまり興味がなくって、掘り下げた事もないトピックだったんです。
でも、ちょうど昨日このトピックに触れる機会があったので、靖国参拝すべきorしないべきっていう事に全く興味がない立場として、考えを掘り下げてみようと思います。

ざっくり言うとこの問題って、靖国神社を首相が参拝する事について、海外からやめろって声があるけど、続けるべき?やめるべき?って話ですよね。
日本人にしてみれば、そこには戦争で犠牲になった国民がたくさん眠っているのだから、彼らに謝罪と供養をするのは当たり前って考えになります。
一方、海外にしてみれば、そこには日本を戦争へと導き、世界を大混乱き陥れた元凶たちがいて、そんな奴らに祈りを捧げるとは何事だって事になる。
どっちも「正しい」ですよね(そもそも戦争は欧米がしかけたとか、相手にも非があるとかそういうの抜きにします。戦争で負けた国=戦争を引き起こした責任者が歴史の事実だから)。
どちらも正しい以上、そこにどちらが正しいかなんて言えるハズがない(笑)
僕たちは、どちらが正しいかの前に、そもそもなぜこんなにもめてしまうのかを考えた方がいい気がします。

靖国の問題がぐちゃぐちゃになる理由は「祈り」っていう行為にあるのではないかっていうのが僕の考えです。
僕たち日本人と、キリスト教圏の国々、そして儒教思想のアジア圏では、そもそも「祈る」って行為の捉え方が違うんです。
キリスト教圏の人々にとって、祈りとは神に対する誓いみたいな意味合いが強くなります。
唯一絶対の神がいて、その存在に対して自分は心から祈りを捧げる。
この文脈で靖国参拝を読んだらどうなるか。
唯一神靖国に眠る魂の中で1番偉い者=戦争の責任を持つ人になり、他の犠牲となった国民=戦争責任のある人の使いってなってしまいます。
その神に「祈る」という事は、そういう人々の考えを受け入れ、誓い・付き従うって事になるんです。
極端かもしれませんが、そう取られてもおかしくない。
そりゃ、心配になりますよね(笑)

次に儒教思想的に参拝を考えてみます。
全然詳しくはないので間違えているかもしれませんが、儒教思想の根源は目上の人、祖先を尊ぶ事にあるように思います。
その文脈でいくと、首相が靖国で「お祈り」をするっていうのは、日本を戦争に導いた人たちを尊び、敬意を示すということ。
首相にとっての祖先って考えると、どうしても戦争に駆り出された人々ではなく、戦争に導いた人になる。
やっぱり、それを見ているアジアの人たちは心中穏やかにはなれませんよね。

最後に日本人にとって、神社で「お祈り」って何でしょう?
せいぜい僕らが神社にお祈り行くのって、受験で受かりたいとか、彼女欲しいとかですよね。
根本的にそこに深い意味なんてない(笑)
こんな言い方だけだと余りに浅いので、少し掘り下げます。
基本的に日本人のお祈りには、謝罪や鎮魂がメインにあるように思います。
それは平安以前からある、怨霊信仰に根ざすもの。
日本人は古くから、厄災があるとそれはなくなった人の怨霊の仕業と考えてきました。
怨みをもって死んだ人が、死後私たちに厄災をもたらすって考え方です。
だからこそ、謀で殺した敵の魂を何よりも丁寧に弔ったのです。
そこにあるのって、謝罪や鎮魂の意味の祈りなんですよね。
だから靖国参拝も、単に戦争で命を捨てさせてしまった人に対する謝罪、責任をとり死んでいった戦犯の方の魂の鎮魂。
そういう文脈で行っているんですよね。
この視点でお祈りしているのに戦争肯定だとか言われたら、そりゃ腹が立つのもわかります。

こんな風に、「お祈り」に関する考え方が違うのが1番の原因だと思う。
しかもタチの悪い事にお祈りって目をつぶって手を合わせるだけだから、どうやったって真意は伝わらない。。。
だからこんなにぐちゃぐちゃなるんじゃないですかね。

初めに申した通り、僕には別に靖国参拝がいいか悪いかに対しての意見はありません。
でも、もし批難されたくなくて、参拝も続けたいなら、祈っているときの心情
全部言葉に出して、ピンマイクで拾わせりゃいい(笑)
そうすれば、少しはごちゃごちゃが減るような気はします。


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<オススメ本>
最近読んだ本で面白いと思った物がある時は載せてみたいと思います。
義経が出てきて信長がでてきて、ジャンヌダルクが出てきて戦うっていう、とてもカオスな作品です。
歴史上の人物版第乱闘スマッシュブラザーズみたいな(笑)
ここまで設定がぶっ飛んでいて、結末が予想できないマンガも久しぶりにみました。
噂によると、作者はジョブズをいつ登場させようか迷ってるのだとか。
どうやってMaciPhoneで戦国武将やヨーロッパの英雄と戦うんだろう?

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<駅前スナップ>
趣味で撮りためた全国の駅の写真です。
何処かにまとめたかったのですが、ちょうど適したところがみつからなかったので、ここで紹介させて下さい(笑)

[photo:01]
「終わりゆく時代に投げキッス 毎度あり型通り あの8番出口もヨウナシね・・・溜池山王
東京事変が解散する際に出した最後のアルバムに入っている「今夜はから騒ぎ」の歌詞に出てきてどうしても行ってみたかった、溜池山王の8番出口です。
東京メトロから繋げたのか、平成に入ってできた地下鉄の駅だからなのか、それともメンバーとの思い出の駅なのか。
いろんな事を考えてみました。
まあ多分椎名さんのことだから「なんか意味深な歌詞にしといたら勝手に聞き手が難しい解釈をしてくれる」とかそんなもんだと思いますが。
何もない駅でした(笑)
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<あとがき日記>
この前アイドルが大好きな知り合いとご飯を食べていて、何時間でも語れる趣味があるっていいなぁって思いました。
僕も趣味は結構ある方だと思うのですが、これが1番ってのが何かって聞かれると困ってしまいます。
なんか、、、これだけは誰にも負けないっていうのが思いつかない(泣)
「今年の目標は、誰にも負けないって自慢できる趣味をひとつ作る事」にしようと思います(笑)

落語的視座からみた銀魂考

<編集手記>
趣味で集めた綺麗な言葉をただただ紹介します。

君待つと 吾が恋をれば 吾が屋戸の すだれ動かす秋の風吹く
万葉集

あなたの事を愛しく思って待っていた秋の夜、簾が動く音がしたので見てみれば、風が揺らす音でした。
こんな感じの現代語訳で概ねあっていると思います。
直接語らないのにその心情の揺らぎが伝わってくる感じが、とても大好きな一首です。

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<時事ネタまくら>
談志さんの落語のまくらに倣って、話の初めに時事ネタはさんで見る事にしました。
気になったニュース記事と簡単な考察を載せて行きたいと思います。

1.アダルトビデオ会社がFC2を提訴
まあそりゃそうですよね。ただでさえ苦しい業界で無料配信が横行したら、経営なんて立ち行かないですもん。
ただ、アダルト動画に限らずアニメやドラマが無料で違法アップロードされてしまうのは、ある程度しょうがない気もします。
いっそ映像版JASRACみたいなの作って、運営側から製作者に一定のお金が入るようなシステム作った方が、相互の利益になる気がします。

2.細川元首相、都知事選出馬に最終調整
恥ずかしい話、昨日まで細川氏って書いてあったのを、細田氏って勘違いして、民主党の細田さんが出るんだって思ってました(笑)
元首相が都知事選出たら先行きが分からない。
しかも小泉さんと手を組むかもしれないとなると、ダークホースになりそうです。
生活の党代表の小沢さんも支持したら面白そう(笑)
三人の共通点は脱原発。でもそもそも、都知事選に原発問題って正味関係ないですよね。。。


3.飲酒運転:74歳逮捕「無免許で50年運転」
そりゃ無免許もいけないですし、飲酒運転が許されないことは分かるのですが、一方で50年無免許でも運転してたなら、そこらのペーパードライバーより確実に運転はうまい気がします。
実感値としてですが、今の若い人で免許を身分証程度に考えてる人って多いと思うんです。
だったらいっそ、免許なくせばいいのになんて思ったり思わなかったり、、、
個人的には、ゴールド免許持ってるペーパードライバーより、50年無免許のおっちゃんの方が、運転上手い気がします。

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<薄口コラム>

「大工調べ」に出てくる粗忽物の与太郎に、「松曳き」に出てくる殿と三太夫。
落語の世界には普段はだらしがないけれど、粋な心や人情を大切にする江戸の人間が多く登場します。
落語家の立川談志さんは、こうした古典落語に登場する人たちの根底に流れる生きざまを取って、「落語とは業の肯定である」と表しました。

普段はだらしなく見えるけれど、義理や人情を通す。
これって銀魂の登場人物たちの根底にある考え方だと思うんです。
そして、僕たちが惹きつけられるのも、普段はダメダメな登場人物たちが、いざというときに別人のように活躍するあの姿。
実は僕たちが魅力だと思っているのは、武士の世界観ではなく、落語的な世界観なんじゃないかって思います。

銀魂の世界に出てくるキャラクターの最大の特徴は、日常の生活では誰もが自堕落な一面を持っているというところです。
日常においては欲望のままに行動し、決して頑張らない(笑)
ちょうど、業すなわち自分の弱い部分を肯定したような世界感が描かれます。

サンキュータツオさんという落語の評論家が、落語が長く受け入れられてきた最大のポイントは、他のあらゆる芸術が人間の弱い部分の否定で成り立っているのに対し、落語だけは人間の弱さの肯定で成り立っている点にあると言っていました。
僕たちが銀魂に惹かれる理由も、自堕落な登場人物たちに共感しているからという面があるような気がします。
普段は自分の弱さに負けてしまうことがあるけれど、ここぞというときには踏んばらなければいけない。
そんな登場人物に自分たちを重ねているからこそ、読んでいる内に引き込まれてしまうのではないかと思うんです。

近年のジャンプの作品の多くは、「努力・友情・勝利」というジャンプの精神に、何か一つエッセンスを加えた構成になっています。

たとえば、生徒が教師を殺すという邪道のエッセンスを加えた「暗殺教室」。
敵方の正義・戦う理由というエッセンスを加えた「ブリーチ」。

いろんな手法で「努力・友情・勝利」にアレンジを加えたマンガがありますが、落語のエッセンスを加えたものなんて今まで見たことがない。
だからこそ、あんなに味のある作品に見えるような気がします。

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<オススメ本>
第6回 川上量生「ルールを変える思考法」
昨年10月に発売されたドワンゴの会長川上量生さんの本です。
ニコニコ動画というサービスを生み出した人の頭の中、そのルーツが書かれていてたいへん面白い一冊です。
以前、岡田斗司夫さんが、川上さんはSF小説を読んでいるからこそ、ニコニコ動画のようなコンテンツを生み出すことが出来たのだと評価していました。
曰く、「技術者視点では、この技術によりどんなものが生み出せるかしか考えないが、SFを読んでいる人は新しい技術を生み出したらどんな世界が待っているかを考えることができる」のだそう。
川上さんはこの本の中で一貫して「技術の発展でどんな世界が待っているか」ということにスポットを当てています。
他の経営者の本と比べて一番おもしろかったのはこの点です。
自分にとって違う視点を取り入れられるという点で、本当におすすめの一冊です。

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<駅前スナップ>




去年、20年に一度の宮の建て替えが行われた伊勢神宮
その式遷年宮に伴って駅前が一新されました。
写真は去年の3月のもの。
駅前から外宮にかけての道には食事処や土産屋が並び、ゆっくりと楽しめる街並みです。
赤福かき氷や生シラス丼ぶりなど、結構レアな食べ物を提供しているお店もあり、式遷年宮が終わっても観光スポットとして結構おすすめの場所だと思います。

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<あとがき日記>
昨日茶道をしている知り合いと話していて、お茶の楽しみ方を教わりました。
庭の手入れや茶室の装飾、使用する茶器の一つ一つにこだわり、相手をもてなすのだそう。
そうした気配りをくみ取る為には、当然もてなされる側も深い教養を有していないといけません。
両者の知識や教養があって初めて本当の意味で楽しめるのが茶道なんだと思いました。
っと同時に、他の芸術でも同じことが言えるのではないかと思ったり思わなかったり、、、
普段僕たちが音楽を聴いたり映画を見たりしている中にも、実はこちら側の教養が足りないがゆえに見逃している作者からのメッセージみたいなものがあるような気がします。
そういったものを楽しめる程度の教養は身に付けておきたいと思った瞬間でした。

人もスマホも外見じゃなくて中身が大事

<編集手記>
趣味で集めた綺麗な言葉をただただ紹介します。

夢に津和野を思ほえば
見よ城跡へうすけむり
泣く子寝入るや鷺舞ふ日
遠雷それて風立ちぬ

安野光雅「つわのいろは」ー
色はにほへと...のいろは歌を並び替えて作られた詩です。
五十一音で全てを津和野の景色を書き切った作者の腕に脱帽の作品。
こんなの真似しようとしても、真似できない。。。

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<時事ネタまくら>
談志さんの落語のまくらに倣って、話の初めに時事ネタはさんで見る事にしました。
気になったニュース記事と簡単な考察を載せて行きたいと思います。


1.日本のカード・信販会社の終焉が見えてきた
中途半端な消費税額と、東京オリンピック開催が決定した事により、東京の飲食店の多くがカード決済を導入するだろうと以前のエントリで書いたのですが、こちらの方が現実的な気がしました。
今やスマホとコンビニで1000円以下で売っている専用のカードリーダーでカード決済の設備を整えられるっていうのに驚きです。
誰もがニコ動で中継ができ、電子書籍を出発できて、おまけに手軽にカード決済もできるようになってきた。
そう考えると、凄い勢いで変化している事を強く感じます。


2.鹿の飛び出しに気をつけてー奈良県で「鹿ゾーン」設置
知り合いが昔奈良を車で走っていたら鹿が飛び出してきて、後ろのトビラに角が突き刺さったことがあると言ってました。
後ろに座っていた人の目の前にツノが突き出ていて、その人の顔面真っ青だったとか(笑)
僕たちには普段鹿が飛び出してくるなんて珍プレーな行事にそうそう出くわすこともないので実感が湧きづらいですが、実際に奈良付近をよく通る人にとっては結構な危険を孕んだ事らしいです。

3.1番危険な地域に間に合わない「緊急自身速報の限界
地震の直前に危機を知る事ができるということで、凄く便利に思える一方、速報に慣れてしまい、いざという時に危機感が薄れてしまいそうで不安に感じました。
緊急地震速報が狼少年の叫び声にならないように、僕たちが意識しておかなければいけないんだと強く思います。



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<薄口コラム>
昨日ニュースを読んでいたら、ソニー平井社長「スマホで世界3位目指す」という記事を見つけました。
海外のフォーラムかなんかで、平井社長が言った言葉なのだそうです。
この記事に対して、多くの「もっと上を目指せ」とか、「技術はあるんだからもっと狙えるハズ」といった声が寄せられていました。

正直ぼくが思ったのは、そこあんまりユーザーの関心がなさそうって事です。
多分スマホ以前であれば、メーカーって大切だったと思うのですが、スマホになってからは、ぶっちゃけどこのメーカーの機種なのかってあんまり気にしなくないですか?
少なくとも僕は側(どこのメーカーの物か)って事よりも、中のOSの使い勝手の方がよっぽど大切な気がします。

例えばiPhoneユーザーだったら、そのフォルムも去る事ながら、惹きつけられる最大の魅力は徹底的にシンプルな使いやすさを追求したiOSにあると思うんです。

どうようにサムスンのギャラクシーでもソニーXperiaでも、多分使ってる人にとって大事なのは中のAndroidの使いやすさ。
多分、ハードウェアの機能性ってあまり購買の基準になっていないんですよね。
それよりもソフトウェアの使いやすさが鍵になっている。

スマホの競争力ってまさにそこだと思うんです。
そう考えると、高い技術力を武器にしているSONYXperiaはちょっと厳しい。
あんまり、ハードとしての高い技術力は求められていないから。


っとまあSONYスマホ戦略について書いてみたんですが、個人的にはスマホの市場っていうカテゴリをハードで分ける事が適切かどうかっていうのすら疑問に思っています。

前でも述べたように、スマホのメインはOSなんですよね。
それならば、シェアをみたりする際はサムスンSONYといったハードウェアの会社をみるのではなく、AppleAmazonMicrosoftっていう、中身を或いは中身も作っている会社を比べるべきだとおもうんですよね。

だってそこがスマホの機関部分だから。
例えばAppleiTunesはじめ、多くの自社コンテンツでユーザーを囲い込む戦略をとっています。
対してGoogleはOS事態を無料にしてしまい、スマホを持ったユーザーがGoogleのサービスを利用ようになることでそっちで収入を上げようという戦略。
そしてMicrosoftはOSでお金を取るってパターンの戦略です。


スマホのシェアのニュースを見ると、一位サムスン、二位Appleって続いていましたが、Appleサムスンがそもそも全然違うところで勝負している会社であることがわかります。

だってAppleのメインはソフトウェアだから。。。

って、所まで昨日書いて寝てしまいました(笑)
今日は朝からバタバタしてて続きを書くのが今になってしまい、これをどう閉めようと思っていたか、全然覚えてません。

なので結論だけ。
ハードではなくソフトに注目したほうが良いいんじゃないかって、そう思うんです。
人もスマホも外見じゃなくって、中身なんです。

・・・全然締まらない(泣)


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<オススメ本>
最近読んだ本の中で、オススメの物を紹介します。
プレジデント2014年1月13日号

特集で読者が選ぶ各分野のベスト&ワーストってのんがあったんですが、そこに並ぶランキングの傾向から、読者層が如実に分かるような結果だったのが個人的にツボだったので紹介しました。
いろんな分野で圧倒的人気だったのは、稲盛和夫さん。
やっぱりバリバリ働く世代の支持が凄いです。
一方不人気は堀江貴文さんや渡辺美樹さんに勝間和代さん(笑)
なんか年齢層と比較してなるほどって思ってしまいました。
あと興味深かったのは、働きたい企業のワーストが出ていないこと。
そりゃ企業インタビューとかとってる雑誌なんで、働きたくない企業なんて載せられないですよね。
それ以外も、結構いろんな記事で面白い物が載ってました。

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<駅前スナップ>


奈良駅から東大寺までの道をプラプラと歩くのがお気に入りです。
修学旅行や観光ツアーだとわかんないですが、実はとても広い東大寺周辺。
丸一日かけてゆっくりみると街並みも楽しめてオススメです。
京都とは少し違う街並みです。

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<あとがき日記>
朝からバタバタしてて、アップの日付が変わってしまいました>_<
むっちゃショックです。
オマケに書きたかったことも忘れるし、、、
まあ当面は更新し続けることを目標にしているので、切り替えてもう寝ます。
おやすみなさい

センター一週間前にできること

<編集手記>
趣味で集めた綺麗な言葉をただ紹介しています(笑)

山のあなたの空遠く
幸(さいわい)住むと人のいう
ああ我人ととめゆきて
涙さしゆき帰りきぬ
山のあなたになお遠く
幸住むと人のいう
ーカールブッセー
幸せとは何か?
探して見つけるものではなく、振り返って分かるものなんだ。
そんな意味があるのだと勝手に解釈している、個人的に大好きな詩です。

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<時事ネタまくら>
談志さんの落語のまくらに倣って、話の初めに時事ネタはさんで見る事にしました。
気になったニュース記事と簡単な考察を載せて行きたいと思います。

1.新成人にmixi不人気?利用率は昨年の約半分に
mixiの利用率が18%、Google+の利用率が11%だそうです。
個人的にはmixiGoogle+SNSとしてはかなり使いやすいUIだと思うんですけどね(まあ使ってないですけど、、、)
やっぱりそこに知り合いがいないと使わなくなってしまうんですよね。
興味を持たせるインフルエンサー的な有名人と、一定の友人が利用している事がSNSの必須条件であるような気がしました。
SNSって友達の行動追ったり自分でコメント書いたり結構疲れるから、やっぱ一二個が限界なんだと思います。

2.頭からつま先までー最新ウェアラブル機器
去年は電子書籍の市場が大幅に上がったり、3Dプリンタの技術が大きく進歩していたように思いますが、今年はウェアラブルデバイスが熱くなりそうな気がします。
Appleの腕時計型か、Googleのメガネ型か、両者で戦略が全く違うので、ここ数年でどちらに軍配が上がるのか、気になるところです。
まあ個人的には結局スマホが1番適当ってことで落ち着きそうな気がするのですが(笑)

3.親日派の財産は没収すべき 
ここ数年で結構増えてきた中国、韓国の反日系記事。
でも出典を見るとニコニコニュースだったり、ZAKZAKだったりがほとんどです。
もちろん事実ではあるんだろうけれど、それがどの程度海外でマジョリティなのかっていうのんは、しっかり考えて読まないといけないなって思います。


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<薄口コラム>
いよいよセンター試験まで一週間となりました。
最後の追い込みに入る学生さんが増えています。
と、同時に最後の一週間に何をやったらいいのか分からず、不安にかられている人も多いように感じました。
やれどもやれども思うように成績が伸びず、焦りばかり募っているという様子の人も少なくありません。

もちろん、この時期に個人が抱える課題はそれぞれで、全員に共通する解決策なんてものは存在しないのが現実ですが、それでも気休め程度にアドバイスできることもあります。
今日は、僕ならこうするっていう、僕流のセンター直前の勉強方法をまとめてみたいと思います。


まず、センター試験の点数が伸びない原因を要素分解すると、単純に時間が足りないから解けないという場合と、知識が足りないから解けない場合の二つに分けられます。
上の二つの問題に対する処方箋の組み方はそれぞれ違うのに、どちらに原因があるかわからないからごっちゃになって点数が上がらない。
焦っている人のほとんどがこのパターンなような気がします。

こうした状況を打開するにはどうすればよいか。
まずは、自分がどちらで躓いているのか、はっきりと把握することが不可欠です。

試しに、時間を計らずに全科目を解いてみてください。
その際に解くのにかかった時間を大問毎に記録しておく。
何分かかっても構いません。
多分そうやって解いて取れた点数が、自分自身が持っている、現在の本来の実力です。

そうして解き終わったら、今度は以前時間を計って解いた時の点数(できるだけ直近でといたやつ)と比較して下さい。
もし今回の点数と以前の点数の間に大きな差があった場合は、恐らく単純にスピードが足りていないことが、点数が伸びない1番の原因です。
その場合は、大問毎に自分が設定していた所要時間と、実際にかかった時間を比較して、差が大きな大問を中心に、少しでも理想の時間配分に近づける練習を残り一週間で続けてみて下さい。
漠然と時間を縮めなきゃいけないって思うと余計焦ってしまいますが、実際に縮めるべき目標時間がわかれば、それほど大変な事ではありません。
大切なのは雑に解こうとしないこと。
本来はセンターの問題を解ける力を持っているんです。
大問ひとつ当たり一日20秒縮めるだけでも、国語で約6分、英語なら13分も縮められます。
ゆっくりと、少しずつ早く解けるように頭を慣らしていって下さい。


次に時間をかけてもいつもと点数が上がらなかった場合。
残念ながらそれは純粋な知識不足です。
過去問を演習したとしても、残り一週間で劇的な変化は望めないと思います。

知識が足りていないなら、一から頭に整理して入れるしかありません。
とはいえ、残り一週間でできることは限られてくる。

まずは、伸ばせる分野とそうでない分野を思い切って取捨選択してしまいましょう。
伸びやすいのは「単元完結型」の科目(分野)です。
たとえば英語や国語、日本史・世界史はこれさえやればっていうのがありません。
深く掘り下げればそれだけ違う世界が見えてきてしまう。
普段勉強するのであればこんな楽しい科目はありませんが、リミットが迫っているのならばそこにリソースを割くのは得策じゃない。
思い切って不確定性が高かったり、不安定な科目は諦めて下さい。
入試は総合力勝負なので、他でカバーすればいいんです。

狙い所は数学、物理、地理。
数学と物理は毎回でる単元が決まってる。
自分が特にどの分野が苦手か上の単元別の結果をみればわかるはずです。
残り一週間の時間配分の多くをその単元に費やして、一通りチャートやら物理のエッセンスやらの該当箇所を徹底的に復習してください。
たぶん1・2単元くらいなら、本気でやれば一週間で十分まにあいます!

同じ理由で地理も狙い所です。
地理は科目の性質上、地誌と系統地理の二つしかありません。
だったら自分の苦手な方はどちらかを見定めて、できる限りの時間を注げばいいんです。
そうすれば、知識そのものが増えるから、今までよりは点が取れるようになるはずです。

もちろん、そうは言ったって恐くていまさらそんなことできないって思うのが心情だと思います。
でも、みんなそう思ってるんですよね。
だからみんな同じ結果になる。。。

そもそも過去問を解いて点数が上がるのは、「傾向に慣れる」からであって、知識や学力がついたからではないんです。
三年分やって点数が伸びないのなら、おそらくそれが今の実力の限界です。
どうせ時間がなく、伸び悩んで焦ってるのは同じです。
それなら少しでもはやく知識を入れ直した方がいい!
多分特定の単元なら一日で整理できますよ(笑)

もちろん、小手先のテクニックがないかと言われれば100%ないわけではありませんが、それはあくまで「知識のある人」が「保険で使う」程度のもの。
せいぜい全科目合わせて5点くらいしか変わらないです。
それよりも、現状を分析してできる対策をした方がいい。

少なくとも、時間配分に問題があるのか、知識量が足りないのか。
自分がどちらなのか分かるだけでも、残りの時間の使い方は大きく変わるはずです。

センター試験において「これだけは!」なんてものはありません。
「できることをやる」
それしかないんですよね。

抜け道もワープも存在しませんが、少なくとも回り道を避けること位はできる。
そのひとつの方法が、今日のエントリです。
参考にしていただけたら幸いです。


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<オススメ本>
最近読んだ本の中で、オススメのものを紹介していきたいと思います。
第4回広瀬和生「談志の十八番」
2011年に亡くなった立川談志さんは、他の落語家にはない、自身で自分の落語論を語る人でした。
世の中に対する論理的なアプローチに僕は魅了されていました。
自分であまりにも明快に自身の事を語るため、彼の事を語る評論を読んで、なるほどと納得できるものに今まで出会った事がない位です(笑)
せいぜい立川流で一二を争う名人、立川志らく師匠の「雨ん中のらくだ」くらい。
そんな立川談志さんの評論の中で、これは面白いと思った一冊です。
談志さんの死後だからこそ、ひとつの生き様を、彼の落語にトレースして語れたのかと思います。
立川談志さんのディープなファン(笑)でなくとも十分、いやっ結構、そこそこ、まぁ、、、少しは楽しめる一冊ではないかと思います。
Amazonのブックレビューは星五つですが、多分談志信者しか書いてないので参考にならないと思います(笑)
因みにこれも、談志オタクの僕の評価なので、あんまり参考にならないかもです、、、

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<駅前スナップ>


昨日偶然金沢に住む知り合いが来ていて会ってきました。
青春18きっぷが残ってたから弾丸で京都に来たとのこと。
本格的に話したのは5年ぶりだったのですが、あまりに楽しかったので、その影響で今日は金沢駅(笑)
確か駅の作りは安藤忠雄さんの設計。
駅を出て正面にある、馬鹿でかい鳥居は圧巻です。
そして意外と栄えている金沢市
しばらく行ってないのですが、久しぶりにふらっとしてみたい土地だったりします。


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<あとがき日記>
以前ブロガーのちきりんさんが、「言葉に出すと、情報が向こうからやってくる」と言っていました。
少し場合は違うのですが、僕もそれを最近実感しました。
ここ最近、僕は会う人会う人にまどかマギカに関する考察を言ってたんです(笑)
そうしたら自然と「こんな考察もある」と言われていろいろな雑誌やブログを紹介されるようになりました。
ユリイカっていう詩の雑誌に家族論から考察した記事があるとか。
岡田斗司夫さんがアフリカの部族の慣習とキリストの価値観からまどマギを語ってるとか。
ぐらっじぱんでみっくってブログでチャイコフスキーの音楽になぞらえた考察が載ってるとか。
どんどん情報が集まってきて、言葉にする事の威力を実感した瞬間でした。

そんな経験があったので、今度は記者になりたい、ライターになりたいって言ってみたり(笑)

メインのエントリがやたら長くなってしまったので、ここら辺で閉じておこうと思います。

正直な政治家という嘘

<編集手記>
少し膨らみを持ち始めた輝く月を霞ませるのは、夜の薄雲か私の白い息か。
寒さに凍えた瞳に映す月は、何故かいつもより冷たく見えて。
叩けば割れてしまいそうな繊細な姿を、溶かすにはまだ昼の太陽では弱いようで。 
ー元SKE48 秦佐和子さんのブログよりー

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<時事ネタまくら>
談志さんの落語のまくらに倣って、話の初めに時事ネタはさんで見る事にしました。
気になったニュース記事と簡単な考察を載せて行きたいと思います。

1.新幹線で「忘れられない卒業式」JR九州が募集http://news.line.me/issue/funny/f12c9f3f559d
以前豪華旅行列車「ななつ星」のドキュメンタリーを見て以来、興味を持っていたJR九州
今度も面白い企画を立ち上げたみたいです。
やっぱり立案者はななつ星の仕掛け人、仲義雄さんなんでしょうか。
だとしたら凄いなぁ、、、
次々に新しい企画を立ち上げてることになる。
最近注目している人物の一人です。


2.牛丼・吉野家、鍋効果で一歩突き放す
580円のすき焼きセットを販売した吉野家が、低価格戦略で追いかけたすき家を大きく突き放したという記事です。
牛丼と比べると一見すき焼きの580円は高く感じるけど、本格的なすき焼きの店と比べたらむちゃくちゃお得に感じます。
(僕が以前すき焼き食べたくて行った名古屋の店は安くて2500円でした)
すき焼きや天ぷらみたいに、あまりチェーン店になっていないものを販売するってのは狙い所なのかもしれないです。
少なくとも僕なら、目の前で揚げてくれる天ぷらが800円とか、すき焼きが600円で食べられたりしたら、結構リピーターになると思う(笑)


3.地検 容疑者逃走
逃げて何になるんだろう?(笑)
罪があったなら重くなるだけだし、無実だったとしたら弁護士雇って正面きって戦った方がいい。
なんか、いずれにせよ凄く非合理的な選択に思えてなりません、、、

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<薄口コラム>
先日、先々日に続き政治ネタですみません。
もともと頭に3つのことが同時に浮かんで書き始めたので、連続して政治の話という形になってしまいました。
明日からはしばらく政治から離れます(笑)

テレビや新聞の街頭アンケートをみていると、いつも違和感を覚えることがあります。
それは「正直な政治家」っていう言葉。
あなたが求める理想の政治化像は?みたいなアンケートがあると、必ずトップにくるのが、この「正直な政治家」だったり、「裏表のない政治家」って選択肢です。

実際のところ、本当の意味での「正直な政治家」っていうのんを想定できている人って何人いるんだろうっていうのが、僕の違和感です。

正直っていうのはつまり、嘘を言わないって事なんですよね。
決していい事しか言わないって事じゃないんです。


たとえば、どんなに悪い事でも本当の正直者なら言ってしまう。
年金制度は今のままでは成り立ちません。今の制度を維持するためには年金の支払額を二倍にして、支給年齢を75にするしかありません。
とか、
放射能は実は日本中に飛び散ってました(そんなことないと思いますが)。世界の目は凄く冷たいです。
とか、
農業なんて保護しても、国のGDP寄与率が低いので非生産的です。
とか。
いい側面と同じ位、こういう負の側面を全て言ってしまうのが、本当の意味での裏表のない政治家、つまり正直な政治家ですよ。

多分街頭アンケートで「正直な政治家」っていうのを望む人たちは、そんなこと考えてないと思うんですよね。
正直=いい事も悪いことも全てありのまま伝えるではなく、正直=いい事しか言わないと思ってる。
でも、そんなことあるはずないんですよね。
いい事しか言わないならともかく、いい事しかないなんて、それこそ錬金術の世界。
現実はトレードオフで、いい事と悪いこと、全てにその両面が備わった世界なんですよね。

それなのに、人々が求めてるのは、先の意味(いい事しか言わない)でいい人が正直って思うのは虫が良すぎる気がします。
結局、人々が求めているのは、表と裏がない人間(全てありのままにいう人)ではなく、表しかない人間なんですよね。

そんな都合いい人、いるわけないじゃん!
結局僕たちには、正直orNOTでいうならば、いい面も悪い面も全て隠さず言ってしまい、反感を得る人か、僕らの顔色を伺ってゴマする夢を語る政治家の2択しかないんですよね。

それに気づかず、正直がいいって言ってる。
何に対して賛成反対っていうのんを僕は基本的にはもちあわせていないのですが、街頭アンケートには、強く疑問を感じているのが確かです。
なんだろう?自分に都合のいい事しか言わない人を求めるクセに、それが虚構ではダメだなんて、都合よすぎると思う。

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<オススメ本>
第3回辻村深月さん「オーダーメイド殺人クラブ」
どこか綿矢りささんの「蹴りたい背中」に似た空気感を漂わせる作品です。
登場人物は中学二年生。
振り返ればどうしようもなくつまんない事なのに、当時はそんなことに全力で一喜一憂してしまった。
そういう経験って誰しも必ず一つは持っていると思うんです。
この作品はそんな大人になって振り返ったらちょっとイタイ世界(=中2病的世界)を、完璧に書き上げた作品です。
こんなの辻村深月さんくらいしか書けませんよね(笑)
誰もが通る日常だからこそ、どこか胸につっかえる、そんな作品です。


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<駅前スナップ>


夜に撮ったので、全然臨場感がないですが、実際に目にすると近代的な設計と、規模間に圧倒されます!
申し訳ないですけど、鹿児島にくるまで、僕は鹿児島なんてど田舎だと思ってましたm(__)m
でも実際訪れたら大違い!
大げさな話しでもなく、神戸以上に栄えてるように感じました。
駅に観覧車もあるし!(笑)
多分観光資源が豊富なことも一つの要因なんだと思います。
行ってみて驚いた街のひとつです。
流れで入って常連さんと沖縄の芋焼酎で盛り上がって市街地に吐きまくったのはここだけの話、、、


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<あとがき日記>
ようやく構成が定まってきました。
もともとこのブログを始めたきっかけが記者になる練習だったんですが、書いてる内に僕も少しばかり成長して、色々やってみたい事が増えてきました。
当時はその都度ブログの傾向を二転三転させていました。
でも、一貫性がないとやはりどこか気持ち悪い感じがして、そこで今年からとったのがこの形です。

僕が書きたかったのは、自分の少し変わった考察、書評、新聞の一面コラムでした。
この形ならまあ概ね達成できているだろうなって考えてます。
多分明日当たりネタがなくなって苦しむと重いますがら少しでもコンテンツの質を維持して頑張ろうと思います。
みなさんよかったら、読んでやって下さい^_^